ZTT(クンケル混濁試験)

ZTTの概要

この項目は、膠質反応の一種であるZTT(クンケル混濁試験)を調べる検査です。

膠質反応とは、血清中には多くの蛋白が存在しますが、この血清中に存在する蛋白を変化させる試薬を加え、沈殿または混濁したものを測定する検査のことで、主に血清中のアルブミンの減少やγーグロブリンの増加を反映して高値となります。

ZTTは主に、γ-グロブリン中のIgGとよく相関し、肝疾患や多発性骨髄腫、慢性炎症などで高値となります。

ZTTは、肝疾患を疑う場合や経過観察などの程度を簡易的に知る指標として用いられていますが、肝疾患以外でも高値を示すため、他の検査と併せて総合的に判断します。

血清(けっせい)とは
血液を採取して、試験管に入れておくと次第に血液は固まりだして周囲に黄色い液体があらわれます。
この黄色い液体が血清です。
検査の種類にもよりますが、生化学検査の多くはこの血清を用いて検査を実施しています。

検査の目的

肝疾患が疑われる場合やその経過観察として

参考基準値  (単位:U)

2.0 〜 12.0

※基準値は施設ごとで異なる場合があります。

ZTTが高値を示す病態

肝疾患(急性・慢性肝炎、肝硬変、肝臓がん) ・ 慢性感染症 ・ 多発性骨髄腫 ・ 膠原病 など

検査時の注意事項

TTTほどの影響は受けませんが、乳び血清で高値となることがあるので、絶食で検査するようにしましょう。