腎機能検査

腎臓は、腎臓は骨盤からこぶし1個分くらい上の背中側に左右に1個ずつある臓器で、成人の場合こぶしより少し大きく、長さ約10cm、厚さ5cm、重さ130g くらいでソラマメ様の形をした暗赤色をしています。

腎臓は、尿として老廃物を排泄させたり、血圧の調節・エリスロポエチンと呼ばれるホルモンを産生して赤血球を作る手助けをしたりと様々な働きをしています。

まさに肝腎要といわれるように、とても重要な臓器です。
腎機能検査では、この腎臓の機能が低下していないかを調べます。

腎機能検査項目一覧

クレアチニン
クレアチニンとは、筋肉が働くためのエネルギー源であるクレアチンが代謝されてできる最終代謝産物で、腎臓機能低下が起こると高値を示すようになります。
そのため、腎機能検査として用いられています。
尿素窒素
尿素窒素(BUN)とは、尿素は、体内で蛋白質が分解されてできる最終代謝産物で、腎機能が低下すると高値を示すことから腎機能検査として用いられています。
クレアチニンクリアランス
クレアチニンクリアランスは、腎臓の機能(糸球体濾過値)を調べる検査です。
血液中と尿中のクレアチニン量と24時間尿量などから計算式を用いて腎臓の機能(糸球体濾過機能)を評価します。
eGFR
eGFR(推定糸球体濾過量)は、腎臓の機能(糸球体濾過値)を調べる検査です。
eGFRは、血中クレアチニン量のみ検査すれば、年齢や性別などから計算式を用いて手軽に検査でき、腎機能のスクリーニング検査として用いられています。